ミニトマトです。
スーパーなどでは、店舗に並ぶ時に熟すように早めに収穫する為、味が薄く水っぽい事がありますが、地元産であれば完熟してから収穫をするので、甘いミニトマトを手にすることができます。
農薬が直接かかる皮ごと食べる機会の多いミニトマト。栽培途中に何が利用されているかを確認して安心してご購入して頂ければと思います。
また、完熟したミニトマトは傷みが早い為、冷蔵保存が望ましいです。
- 生産時期:8月~10月
- 生産者:倉リ農園
各オーガニック生産者の情報
ビニールハウスで栽培しています。
その為、雨量や雨によって引き起こされる病気などをコントロールしやすくなってます。
真夏の暑い収穫時期には水を与えずに、糖度をあげて、完熟の状態で収穫するようにしています。
消毒には、お菓子製作などの膨らまし粉として使う重曹を使ています。
掃除にも使われる事もあるので、殺菌効果は高いです。
重曹だけでは、せっかく葉に散布しても流れ落ちてしまうので、流れ防止の展着剤代わりとしてハチミツを数滴混ぜてます。
ミニトマトに使用した物
商品名 | 成分 | 説明 |
重曹 | 炭酸水素ナトリウム | 膨らまし粉など食品にも使われる 重曹。殺菌として使用 |
はちみつ | はちみつ | 市販のはちみつ。 重曹の展着剤代わりに使用 |
倉リ農園の情報
倉リ農園(くらりのうえん)
【住所】399-9211 長野県北安曇郡白馬村神城6767 【電話】090-8468-9205(代表 澤西/さわにし) 【メール】 info@kurarifarm.com (問い合わせ) 【ブログ】 blackink-tandem-bicycle.blogspot.com/ 【ホームページ】 kurarifarm.com 【facebook】 /www.facebook.com/kurarifarm/ 【Instagram】 www.instagram.com/kurarifarm |
ご挨拶
3000m級の山々が連なる日本アルプスの北に位置する北アルプスの麓に長野県白馬村はあります。標高700mに位置し寒暖の差が激しく、年間を通じて乾燥しており、夏は乾燥していて涼しく避暑地や北アルプス登山のベースタウンとして、冬は豪雪で山岳スノーリゾートとしても有名です。冬の白馬人口8000人ほどの小さな村ですが、冬にはスノーリゾートで働く人観光にくる人とで人口は2倍にも3倍にもなると言われています。そして、多いときは2m近く積雪になるほどの降雪量です。早いシーズンでは11月中旬に雪が降り始め、12月上旬にはスキー場がオープンします。その雪は春になってもなかなか融けることはなく4月中は雪に畑が埋もれたままな年も珍しくなく、スキー場も5月のゴールデンウイークまで営業しています。白馬村のゴールデンウイーク2017年、移住目的で白馬村に農地付の古民家を購入したのが農園の最初でした。なかなか古民家のリフォームが進まない中、農業準備、子供出産と子育てを仮住まいに生活しながら並行作業。2019年春に新規就農し、倉リ農園として農園をスタートしました。2017年に購入した古民家元々、縁もゆかりもなかった白馬。全くのゼロからの生活でしたが、ご近所さんにも恵まれ、農地の確保ができました。農業に関しても知識ゼロからのスタートでしたが、農機具を譲って頂ける方がいたり、新規就農の助成金援助、JAの推進作物の援助、県の栽培セミナーなどがあり無事に農業がスタートできました。しかし、栽培の安定化や効率化、古民家のリフォームなどはまだまだこれから。短い白馬の夏に、農業と古民家リフォームを仕上げていく日々が続きます。アスパラガス畑農園では非化学農薬非化学肥料で栽培しており、現在、有機JAS(オーガニック)ほ場への転換中です。約2500平米の畑にアスパラガスを中心に、少数品目の野菜を作っています。
こだわり
農園では非化学農薬、非化学肥料で栽培しており、現在、有機JAS(オーガニック)ほ場への転換中です。約2500平米の畑にアスパラガスを中心に、少数品目の野菜を作っています。
畑は、放置農地と、ソバ畑だった場所を使っています。
アスパラ栽培では一般的なビニールハウスは使わず露地(普通の畑)栽培しています。
病気の発生を考えるとビニール屋根があり雨に当たらないのが最善ですが、コスト高と豪雪地帯の為倒壊リスクを考慮して現状は露地で栽培しています。
理想は病気にも負けない丈夫なアスパラ栽培でビニール屋根も農薬も必要とない状態ですが、難しく病気との闘いになっています。
農園では3パターンの畑でアスパラの栽培実験しています。
肥料 | 農薬 | 微量要素 | 病気発生率 | |
① | 動物+植物性 | 使用 | 使用 | 50% |
② | 動物+植物性 | 不使用 | 使用 | 80% |
③ | 植物性のみ | 不使用 | 使用 | 20% |
動物性肥料…牛豚鶏などのし尿など動物由来
植物性…米ぬか、落ち葉、菜種粕などの植物由来
農薬…有機JASで利用可能な自然由来の農薬
微量要素…バチルス菌(納豆菌)などの微生物や 鉄・マンガン・ホウ素などの微量な栄養素
動物性の肥料を使うと化学肥料並みに成長し収穫も多いですが、人間でいうところのメタボの様な栄養過多になるのか、病気発生率が上がります。有機栽培でなければ、強力な化学農薬を散布すればある程度は病気を抑える事ができますが、弱い自然由来の有機JAS基準ではなかなか防ぐことが難しくなっています。
しかし、弱いとはいえ農薬を使った①の畑より、農薬を使用しなかった②の畑の方が病気発生率は高かったです。
③の畑は病気こそは少なかったものの、成長は他の畑の半分以下となっています。
収穫が上り収益がよくても、肥料代、消毒代、さらに労働力が余計にかかったのでは生産性が良いとはいえません。トータルコストのバランスのいい栽培方法を模索しながら栽培実験を続けていく予定です。
製品一覧
収穫(5~9月)
収穫(8~10月)
収穫(お問合せ下さい)
栽培方法について
現在、有機JAS取得のため、3年間のほ場転換中は同基準にて栽培中しています。
アスパラガスは防除として自然由来農薬のボルドーやチューンナップBT剤を使用している畑と、使用していない畑があります。詳しくは上記こだわりの項をご覧ください。
また、各野菜によって、使用している資材が異なります。詳しくは、取り扱い商品の各野菜ページを確認してください。
例)アスパラガス①⇒消毒(ボルドーとBT剤)と微量要素(お酢など)
例)アスパラガス②⇒消毒(なし)と微量要素(お酢など)
例)ミニトマト⇒消毒(重曹とハチミツ)
作物に使用した資材
商品名 | 成分 | 説明 |
ボルドー | 銅水和 (石灰+銅) | 有機JASでも利用可能な100年以上の 歴史ある自然由来の農薬 |
コサイド | 銅水和 (石灰+銅) | 有機JASでも利用可能な100年以上の 歴史ある自然由来の農薬 |
チューンナップ | BT(微生物) | 納豆菌の種類である天敵の微生物を使う 殺虫剤 |
土に使用した資材
商品名 | 成分 | 説明 |
菜種粕 | なたね | 植物由来のなたねの粕 |
サンライム | 蛎殻石灰 | 蛎殻由来の石灰、微量要素を含む |
ケイフン | 鶏糞 | 鶏のし尿 |
もみ殻 | もみ殻 | 米を脱穀した殻。 燻炭にしたり、そのまま土に撒いたり |
信州きのこと米ぬか で育った改良土 | 米ぬか 菌床 | 米ぬかとキノコ栽培で使う菌床の 残渣を発酵させてある土 |
その他の資材
商品名 | 成分 | 説明 |
重曹 | 炭酸水素 ナトリウム | 食品にも使われる重曹 殺菌として使用 |
PAL | バチルス菌や 乳酸菌など | 微生物を使い 善玉菌を増やして防除 |
ミネチット | 微量要素 | ごく少ない微量要素が 30種類入ってる液肥 |
アグリエー酢 | お酢 | 食品のお酢 消毒として使用 |